「長野県坂城町から「地図」について思うこと」
  私はコンピュータサイエンスを学んだ文化人類学者なので地理や地図とは少なからずかかわりがありました。

「地図の学際」に寄稿させていただいたのには不思議なご縁によるものでした。東京 カートグラフィック(株)の猪原社長には陶器アートの作者である前田善寛氏が引き合 わせてくださり、私が大学院時代の研究で日本に訪れた際にお世話になった現日本国 際地図学会会長の中村和郎先生と猪原社長は親しいお知り合いだということで世間 は意外に狭いものだと思いました。

東京カートグラフィックス(株)の広報誌「地図の学際8号」(2006.7発行)に記事を掲載していただきました。


私は米国の東海岸の育ちですが、子供のころの地図教育は自分で情報を収集すること が不可欠でした。私は幸い「地球」に興味があったため、学校で習うだけでなく、個 人的にも勉強をしました。一番感動を覚えたのは、母がプレゼントしてくれた立体構 造の地球儀でした。

今も昔も人それぞれ興味を抱くものが違うのは当然なことですが、地図は視野を広げ るために最適なツールだと思っているので、子供たちには地図の楽しさをぜひ知って 欲しいと願っています。

米国では小さな道路にも必ず名前がついています。インターネット等で目的地の検索 を行うと○○通りを○km先右折などと表示され、道路名を探せば地図上でも現在地や 目的地を見つけやすいのですが、日本のように小さな道路にも建物の目印を表示する ことでなお一層便利になると思うのです。

地図にはさまざまな可能性があると思っています。地図の世界でもデジタル化が進んでいるようですが、3次元グラフィックスを利用することで人間とコンピュータをよ り理想的な状態に近づけることが出来るに違いありません。

 
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