長野県は教育県として知られています。

それは山々に囲まれた少ない平地を最大限生かすために努力を重ね、知恵と教育を普及させてきた結果と言えるでしょう。

今日でもそれは引き継がれ、県内には坂城町の様に中小企業や工業が発展したところが多く、戦後高度経済成長時代にも大きな経済成長を遂げてきました。

しかし現在の不況で、今までの過剰な生産、環境汚染などの問題を見つめ直す時期に来ています。今後単なる工業だけでは、長野県および日本が生きていけない時代が到来したと言っても過言ではありません。

将来に向って様々な情報の扱い方が重要になり始めていると、株式会社 鴨は考えています。例えば、製造物については最後まで製造した者が責任を持つというPL問題があります。この問題に対処するには、製品についてのありとあらゆる情報を製造者が把握していなければなりません。

膨大な情報を管理するノウハウの入手は日本の大企業、中小企業にとって緊急の課題となっているのです。株式会社 鴨は今までの実績から、そのノウハウを用いて多くの企業のお役に立っています。今日では大量生産ではなく、ユーザーごとにカスタマイズされた商品も必要になり始めています。

また、大量ではなく少量の生産で付加価値を付けることも課題に挙がっています。製品のモデルチェンジにしても、情報の扱い方が重視されつつあります。情報化を応援する為に、株式会社 鴨がこれからも働きかけていきたいと考えています。 　　

情報産業は長野県に最も適しています。都会にいなくても通信設備さえあれば、仕事はこなせます。また首都圏からさほど遠くなく交通網が発達しているため、都心の大手企業にも２時間以内に行くことができます。

更に工業に比べると環境汚染問題もほとんど無く、恵まれた自然の中でストレスを緩和できる環境が整っています。こうしたことから情報産業は、長野県で発展する可能性を大いに含んでいます。

株式会社 鴨は長野県が日本の情報産業都市として飛躍する日を夢みて、活動を続けていきたいと思っています。